ビートルズを語る。その9

 「ポール・マッカートニーはビートルズ時代からソロをやっていた」と書いてあるサイトを見て(http://www.geocities.co.jp/MusicStar/3035/beatles/johnlennon2.htm)、確かにそういうとこもあるなと思った。だけど自分で全部演奏してアルバムを作ると何だか味気ないものになってしまう気がする。ポールは他の人と組んで曲を作った方が安定感が出る気がする。

 ビートルズ時代はジョン・レノンの存在やジョージ・マーティンプロデュースによっていい曲をたくさん作った訳だけど、1人で1つのアルバムを仕上げるとなるとキツいものがある。ウイングス初期まではその傾向が顕著な気がする。ソロでジョージ・マーティンや他のアーティストが参加した作品は好きだ。

 他のアーティストの刺激を受けたポールのアルバムは結構好きな曲がたくさんある気がする。まぁ好みの問題だし、英語が分かればもっと好きになる曲は増えるかもしれない。笑 だけど、ほぼポールだけで作った作品でも、さすがポールというような曲も結構あるから、やっぱりポールのソロは侮れない。

 他のアーティストの刺激を受けた作品の方がいいと言っても、ジョン・レノンはオノ・ヨーコの影響を受けていたり、ジョージ・ハリスンはエリック・クラプトンなんかとよく共演していたりするからポールだけには限らない気はするが、ポールはポール1人でやってるというイメージが強い気がする。

 ポールはソロになってからも毎年のように新作を出してるから凄いバイタリティだ。だけど、さすがのポールでも90年代から00年代にかけては声が衰えてる感じがする。「ドライヴィング・レイン」というアルバムでは声が出ていない感じがしたけど、「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」、「追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル」では声が若返ってる感じ。声が衰えてきて、ヘヴィなサウンドで歌うのはちょっと難しくなるのかなぁと思ったけどそうでもないから、やっぱり凄い。

 「ケイオス~」ではレディオヘッドのプロデュースをしていたナイジェル・ゴドリッチを迎えて製作され、陽気な曲を書くポールというイメージとは違うが、また違う一面を見せた。歳を取ってもこういうチャレンジが出来るとなると、これからの新作も期待してしまう。新作から間が空いているけど、そろそろ出るのかな。これからも頑張ってほしいね。

 ポール・マッカートニーに対してはやはりビートルズ時代のような曲を期待してしまうところがあるけど、本人としてはポップ志向というより少しマイナーに外した志向の感じがあるのかなーとも思う。もっと聴き込んでいけば好きな曲が増えていくかもしれない。

 

 
 
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ビートルズを語る。その8

 ビートルズのアルバムの曲を全部聴いて、次はそれぞれのソロの曲を聴いている。ジョージとポールのジョンへの追悼歌を聴いて、ジョンの最後のアルバム『ミルク・アンド・ハニー』の『Grow Old With Me』を聴くと、1つの時代が終わってしまったな…という寂しい喪失感に襲われる。

 ジョン・レノンは「イマジン」や「Give Peace A Chance」などが未だに折に触れて聴かれることもあって、人々に勇気を与えたりして結構凄い事をやった人なんだろうなって思う。だけどジョン・レノンもオノ・ヨーコも私生活を見てみると、あまり尊敬できるものでもない。
 ジョンとオノ・ヨーコは二人で新しい人生に生まれ変わろうとしたのではないかな。そして過去にそれぞれ色々あったからこそ、LOVEについて色々考えてきたのではないかという感じもする。

 ジョンのアルバムにはオノ・ヨーコの作品もあると聞いて、聴いてみたら衝撃というか笑いが出た。笑 ジョンとヨーコがキスをしているジャケットが印象的なアルバム「ダブル・ファンタジー」を買って聴いた当時の学生とか絶対何か複雑な気持ちになったはず。笑

 ソロ時代のジョンの曲は印象に残るが、ポールの曲はそうでもないというような事をよく聞く気がする。ソロ時代のジョンはポールに比べると寡作だったけど、印象的な曲を出してくる。ジョンもポールもいい曲を作るけど、ジョンは質重視、ポールは数多くの曲を聴かせてくれるという感じだろうか。
 ソロ時代に安定感があったのはジョージだろうか。大体どのアルバムも半分以上は好きな曲が入っているような気がする。まぁジョージの曲が好きだからかもしれないけど。笑

ビートルズを語る。その7

 ビートルズは現代だと真面目っぽく見えるかもしれないけど、映画ではみんなタバコ吸ってたりしてけっこう不良だったようだ。昔から愛を語る不良はモテるんだな。笑
 そう考えるとエグザイルとかビートルズと似てるかもしんないと思ったら少し好感度上がったかも。笑 まぁエグザイルも不良っぽくは見えないで真面目そうに思えるんだが。笑

 そういやビートルズの中に突如として1人の東洋人が、それも日本人がジョンにベッタリくっ付いている様子を見た当時の日本人はどのように思ったのだろうか。そういやオノ・ヨーコについてあまり考えたことは無かった。
 ジョン・レノンが、オノ・ヨーコに出会った時の感動を表した言葉は「俺より頭のおかしな奴がいる!」だったそうだ。これはジョンなりの、自分より才能を持っていたヨーコに対しての最大限の褒め言葉である。現在の日本の変態女子のルーツはオノ・ヨーコにあるのではないか、という考えが浮かんだ。笑

 ジョン・レノンは好きだけどオノ・ヨーコはちょっと…という人は多いかも。だけどジョンはヨーコに魅力を感じていた訳で、ヨーコを否定するとジョンを否定してしまう事にもなるんじゃないかな。ジョンがやりたい事をヨーコと一緒にやっていただけ。ヨーコと出会ってジョンが変わったと言われるが、ヨーコはジョンから出ていた芽を育てて花を咲かせたといったところだろうか。

 ソロ時代のジョンは兄貴って感じで格好良く見える。対称的にポールは子どもっぽくなった感じ。ジョージはサックスを使ったりジャズっぽい曲が増えてクールでアダルトな感じかな。リンゴは更にハジけてきた感じ。ポールはビートルズ時代は大人な感じがしたんだけど、引きこもっていたら子ども返りしてしまったのだろうか?笑

 ビートルズは解散した方が音楽性の幅が広がって良かったかもしれないとも思うが、やはりレノン・マッカートニーの曲にジョージがリードギターを弾いて、リンゴがドラムを叩くものをまたたくさん聴いてみたかったな。ジョン・レノンの死が無ければ再結成はあったかもしれないのかな。

ビートルズを語る。その6

 最近まで、ポールのせいでビートルズが解散したように思っていたけど、ジョンもジョージもリンゴも解散前からソロ作品を何枚も出してたのね。脱退を表明するまでソロ作品を出さなかったのがポールであり、ポールはビートルズを解散させたくなかったのかなという感じがしてきた。万策尽きて新しい方向に歩き出す為にやむなく脱退したような感じか。

 解散直後のソロ作品を聴いてみるとジョンとジョージの勢いが凄い。「ジョンの魂」では独特のオーラが解放され、ジョージの「オール・シングス・マスト・パス」ではビートルズ時代に書き溜めたポップな曲からバラードまでマルチな才能を解放、リンゴも元メンバーのサポートを受けてヒットを飛ばす。

 一方、ポールはジョンにビートルズ脱退を告げられたショックから自宅に引きこもってしまう。しかし妻のリンダの慰めによって復活。全ての楽器を自分で演奏し、アルバム「マッカートニー」を作り上げた。解散の直後の話題性もあって売れた訳だけど、他の元メンバーの作品と比べるとシンプルで味気ない感じがしてしまう。

 ジョンとジョージはビートルズの枠から出たがっていた。ポールはビートルズの枠から出たくなかった。枠から出たらどうすれば良いか戸惑ってしまった。他の元メンバーの協力も得ないで苦労して作り上げたソロアルバム。しかし、こういう辛い状況が後々生きてくる訳である。

 今思えばビートルズは解散した方が良かったかもしれない。ジョンやジョージは自由に曲を発表することが出来た。ビートルズ末期は書き溜めた曲を温存してたような気もする。ポールはバンドの全ての楽器を演奏できる事を生かして自由に作曲・演奏出来た点で、ビートルズ時代とはまた違う彼の個性の表れた作品が出来ていったのだろうと思う。

ビートルズを語る。その5

 アルバム「レット・イット・ビー」の本来のコンセプトは、原点に返ってオヴァー・ダブを排除したアルバム作りを行うというものであったそうだ。だけど他のアルバムと聴き比べると何だか物足りない感じがしてしまう。プロデューサーのフィル・スペクターのアレンジにポールが激怒したエピソ-ドがある。

 ビートルズの中期から後期の楽曲はライブで再現する事を目的としていなかったから、今でも多くの人に聴かれるような先進的な音楽が作れたのかもしれない。アルバム「レット・イット・ビー」で感じるのはビートルズに求める音楽が変化して大きくなっているということであるような気がする。

 アルバム「レット・イット・ビー」のセッション中にジョージが辞めると言って出て行った。もうビートルズも末期である。ポールは原点回帰を目指したが、それは叶わないものとなっていたのであった。ポールはライブをやろうと思ったが、皆は乗り気ではなかった。ここで本格的なライブをやっていたら…。

 「アビイ・ロード」は、このアルバムの製作が終わったら解散というモチベーションで作られたらしい。しかし最後にしてはアルバム「レット・イット・ビー」や「ホワイトアルバム」よりビートルズらしい感じがしてしまう。ジョージは「サムシング」でシングルA面を獲得し、シンガーソングライターとして一人前と認知されるに至る。

 ビートルズのアルバムを全部聴いてみて、「アビイ・ロード」の「ジ・エンド」、「ハー・マジェスティ」が流れると、ああ終わったんだな…という気持ちになる。終わってみれば7年余りという短い間しか活動していないバンドであった。しかし有名な曲が多すぎる。才能ある4人が揃った奇跡の結果である。

 それからジョンがビートルズ脱退を宣言するが無効となり、最後にはポールが脱退を宣言し、裁判の末にビートルズの解散が決定となったのであった。
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Author:Johnny
I guess you could say that freaks are my heroes.
「はみ出し者が、僕のヒーローなのかもしれない」

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