「トップガン」

衰退する空中戦(ドッグファイト)技術を復活させるため、F-14トムキャット戦闘機の超エリートパイロット達を集め徹底的に鍛え上げる養成所を舞台に、血気盛んな主人公の挫折とそこから這い上がり大活躍する過程を、ロックのリズムに乗せてテンポのいい映像で描いた大ヒット作。
まあ良く言えば戦闘機乗りの「愛と青春の旅だち」だが“人間”を描いた作品と言うよりはF-14戦闘機のプロモーションビデオ的なっているため、主人公の心の葛藤などの描写は薄っぺら。
だが戦闘機が出てくると映画は活気を取り戻し、訓練シーンやラスト近くの空中戦は大迫力! また、T・クルーズのぷっくりとした顔だちに白い歯が印象的な笑顔が初々しさを与え、ファンにはたまらない1本。
尚、サントラ盤もヒットし、ベルリンの歌う“愛は吐息のように” -Teke My Breath Away- はアカデミー主題歌賞を受賞。

カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。
若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませる。日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリアしていく。
しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく。
(allcinema)

この作品は、アメリカや戦争を美化しているとされて映画通の評判が良くない傾向がある。

けれども自分はこの映画が好きだ。
なぜなら登場人物が魅力的だし、映像と音楽が格好いい。
ここに魅力を感じなければ、この映画の魅力はない。

アラを探せば、マーベリックがバカだったり(腕はあるが)、美人教官(そんな教官いるのかよ(笑))と都合よく恋に進展するあたりなんかは単純だなぁと思う。
だけどこの軽さが映画に入り込みやすくし、盛り上げに一役買っている。

アメリカ賞賛とかは別にどうでもいいし、軍隊の彼らは国や家族を守る為に戦っているのであって、戦争とか人殺しが好きで軍隊にいる人は少ないんじゃないかと思うけれど。

戦闘機での戦闘シーンはNO CGらしくて驚き。
だから不自然さが無く、臨場感と迫力がある。
アカデミー賞の折り紙つきのBGMも、観ている人をノせてくれる。

新人時代(?)のメグ・ライアンやティム・ロビンスが脇を固めているし、マーベリックの相棒のグースやアイスマンもいいキャラをしている。

鑑賞後、格好良かったな~ぐらいの感想しか思い浮かばないけれど、エンターテイメントとして気軽に何度観ても個人的に楽しめる作品。

2+2+1+2+1=8点!
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「アイム・ノット・ゼア」

「エデンより彼方に」「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ監督が、アメリカ音楽シーンの生ける伝説ボブ・ディランの激動の半生を映画化した音楽伝記ドラマ。
ボブ・ディランのさまざまな側面をフィーチャーした6人のディランが登場、それぞれクリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、リチャード・ギアら6人の俳優たちが演じ分ける実験的なスタイルが話題に。同役に女優で唯一キャスティングされたケイト・ブランシェットがヴェネチア国際映画祭で女優賞を獲得するなど賞賛された。
詩人のランボーに傾倒する青年が男たちにプロテスト・ソングを止めた理由を問われ、詩人らしい言葉で応じていく。
ウディ・ガスリーに憧れる黒人少年が放浪の末に一人のブルース・シンガーの家に転がり込むが…。
その他、プロテスト・フォークの世界で時代の寵児となる新人シンガー、仕事の成功と裏腹に結婚生活で破綻を迎える映画スター、フォーク・ソングと決別し観客から裏切り者と罵声を浴びるロックスター、田舎で隠遁生活を送るアウトローといった様々な人格のボブ・ディランが登場し、彼の多面性と波乱に富んだ人生が多彩なスタイルで描かれていく。
(allcinema)

6人の俳優がボブ・ディランの6つの人間性を演じるドキュメンタリーのような作品。

6種類のボブ・ディランが順番に登場する訳ではなく、ごちゃごちゃに登場し、それぞれストーリーが展開していくため分かりずらい。

鑑賞を終えて頭に残っていることと言えば、

「歌で世界を変えることは出来ない」

「私はフォークシンガーではない」

「私はみんなが言わないことを言う」

…ってことぐらいかな。笑

ボブ・ディランというアーティストは、優しいフォークシンガーというイメージを持っていたが、どうやら違ったようだ。

実際は、世の中を"正直に"詩に表して歌うシンガーである。
ボブ・ディランの曲の歌詞を見てみれば分かるのだが過激なことを歌っていたりする。

それは分かったが後はサッパリでした。笑

「ダークナイト」のクリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、それからケイト・ブランシェット、リチャード・ギアらが出演して渋い演技を見せているが、これと言って印象に残るような見せ場のない淡々とした展開が残念で期待外れ。

こういった点からこの作品を楽しめる層は限られてくるだろう。

1+2+0+1+0=4点!

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。
しかし、その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。ショックを受けた男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。
そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。
成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。
やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。
(allcinema)

この作品は何と表現して良いのか難しい。
重過ぎず軽過ぎず、悲しいような楽しいような、数奇なようで普通のような…。

鑑賞前に悲しいラブストーリーというイメージを持っていたが、そのイメージと大差はない。
けれども悲劇的な展開に偏っている訳でもなく、泣かせようとするあざとさを感じることもない。
悪い人は出てこないし、童話的な泣ける温かい話であるとも言える。

ベンジャミンが悲しい気持ちを抱くのは人々との別れ、思いを寄せるデイジーのこと、老いや若返っていくこと。

老いに関しては前半以外あまり感じることはない。
年をとった赤ちゃんとして生まれてくるが、外見的な部分以外はあまり歳をとっていることを気にしているようには見えなかったからである。

ベンジャミンの顔が老けている時代がとても長く感じた。
しかし魅力的なストーリーや登場人物が登場するのはこの老人時代。

ブラッド・ピットが次のシーンではどれだけ若返っていくのだろうと楽しみにして観ていたが、ベンジャミンが若返った時代は時間的にも本当に短い。
そうした見方は多分好ましくないので、若返っていくという設定を知らずに観た方が楽しめたかもしれないが、それは難しいだろう。笑

若返ったベンジャミンとデイジーの歳がちょうど同じぐらいになってからのシーンが2人にとって一番楽しそうだった。
観ている自分たちの方も楽しいだろう。

若返ったり老けていくCG加工に不自然さを感じることはなかったし、若返った主演2人の顔はやはり綺麗だった。
ブラッド・ピットはおじさんから男前になり、ケイト・ブランシェットは少女から大人の女性へ変わっていく。
この辺りが観ていて一番魅力的だった。

ケイト・ブランシェット主演作を観たのは始めてだったが、彼女が"現役で最高の女優"と評される理由が分かった気がする。
キツい顔の女優さんだなぁという先入観を持っていたが(笑)、シリアスさとチャーミングさが共存しているような表情が魅力的だった。
上品なセクシーさも素晴らしい。笑


しかしベンジャミンとデイジーの若くて楽しい時間はあっという間に終わる。

ベンジャミンは更に若返っていくが、若返ると言うより幼くなっていく。
そのことがベンジャミンを悩ませる。
終盤の、この展開におけるベンジャミンの心情をもっと丁寧に描いて欲しかった。
デイジーの語りで駆け足でサラリと触れているが、この辺りが気になって鑑賞直後の後味をスッキリしないものにした。

もう一つ気になった点。
年老いたデイジーが病院で過去を語るという形式でストーリーが展開していくが、老いたデイジーの語りの場面が途中で何度も入ってストーリーの流れを止める。
その場面を削っていけば上映時間をいくらか短縮できたと思う。


この辺りの編集がアカデミー賞のビジュアル面以外の賞を逃した要因かな?
出来ればそんなことを気にせずに観たかったかな。

淡々としたストーリーの展開は好みが分かれるかなぁということで-1点。惜しい!

2+2+2+2+1=9点!
プロフィール

Johnny

Author:Johnny
I guess you could say that freaks are my heroes.
「はみ出し者が、僕のヒーローなのかもしれない」

by Johnny Depp

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